医療では、治療を開始する前に正確な診断をやることが不可欠です。
自尊心のあるお医者さんであれば、治療が必要と考えたとき、正確な診断をして、それに応じた薬を処方するはずです。
たとえば、
「喉に感染症」という診断を下して、すぐに抗生物質を処方しないでしょう。
「喉の感染症を引き起こしている病原菌は何か?」
「バクテリアなのか?ウイルスなのか?」
まず特定しようと試みて、抗生物質に反応する病原菌が確認されてから、処方を書かれると思います。その処方には、利用すべき抗生物質、一服の強さ、一日の投薬回数および治療の期間が特定されていると思います。
整体術も、医療と似たような正確な診断が必要だと考えます。
「痛みの根源」を探らずに、痛みがあるところにマッサージをする。電気刺激をする。これって、「喉の感染症。はい、抗生物質飲んで。」と言われるようなものです。
私は、そのような整体術を目指しておりません。
整体術も立派な医業として考えております。
ですから、観察に時間をかけ、体形の歪みを診断し、適切な施術を行うことを常に心がけています。
流れ作業的に施術されて、
「はい、おつかれさま~。また来週きてください。」
というだけでは不安になりませんか。
「今のカラダの状態はどうなのか?」
「どのくらいで改善できそうなのか?」
カラダの状態を、しっかりと把握してくれる施術を受けたいと思いませんか?
「患者さんの体の状態を把握して、患者さんにあった施術をする。」
私が目指している整体術です。