バランスコンディショニング山口 立田整体院
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①腰痛と左脚の坐骨神経痛を訴える患者さん。大きく歪んでいますね。
②胸椎11番、腰椎4番、左寛骨上方ずれを矯正。体形に著しい変化がみられます。
③歪んだ体形がキレイになることを証明してみました。

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競技パフォーマンス向上、プロ選手にどんな指導をしているのか?







「今、あなたがプロスポーツ選手を目指して人一倍、努力している選手であるなら」そして「力の限りを尽くしても、結果が出ずに悩んでいるなら」私の経験を聞いてください。

私は約八年間、主に競輪選手のコンディショニングトレーナーとして活動をしてきました。コンディショニングを受けていただいた選手は334名に及び、晩年の選手から新人選手、世界選手権メダリスト、オリンピックメダリスト、さまざまな選手を指導してきました。仕事内容というと、競技パフォーマンスの向上、体調の管理、腰痛や坐骨神経痛などの症状改善に力を注ぎました。

プロを目指しているあなたなら、私の指導方法に興味があると思います。
「競技パフォーマンス向上について、プロの選手にどんな指導をしているのか?」

今から思い出深い話を、包み隠さずお話します。

平成16年11月12日のことです。一時代を築いたある競輪選手から依頼を受けました。当日はレース初日、二次予選まで進出したものの、ここ数年全盛期の面影なく、準決勝、決勝へ駒を進める難しさを感じておられました。

依頼の理由は、私のバランスに関する知識を評価されてのものです。他の選手から噂を聞いてとのことでした。依頼されたのはうれしいのですが、冷静に考えてみると二次予選まで時間がなく、明日には結果を出さなくてはならない状況。今の状態から、選手のポテンシャルを最大限に引き出すことができるのか?不安を感じたことを記憶しています。

私が最初に気になったのは、
「体形はどのように歪み、どのように運動の効率が落ちているのか?」でした。

体形のアンバランスを改善していくうえで、次の事柄が私の頭をよぎりました。
「過去の怪我が、どの程度体形の歪みに関与しているのか?」
「タンパク質中心の食事をしていないか?」
「過度に栄養摂取していないか?」
「病気を患っていないか?」
「薬を服用していないか?」
「直近の環境変動が、体形の歪みにどのように関与しているか?」
「生まれつきの骨格の特徴は?」

この選手のことは前々から、どのような怪我をしたのかスポーツ新聞を通じて知っていたこともあり、怪我の程度と頻度に不安を感じました。その理由は、怪我による組織構造の変化が体形に影響を及ぼしたとき、体形のバランスをベストな状態に改善できない場合があることを経験的に知っていたからです。

「残された時間はないし、やるしかない」私は集中力を高めました。

左足首に始まり、肋骨を一本ずつ矯正した後、骨盤に特徴的な歪みを発見。その後、頭蓋、再び下部肋骨の矯正、再び骨盤。そして右手首、右肩。最後に脊柱に特徴的な歪み。

施術にかかった時間は1時間半。怪我の後遺症は運良くなく、できる限りのところまでバランスを回復させ、あとはこの選手の自己調整能力に任せました。

翌日の二次予選の結果、二着。準決勝進出。

この夜、二回目のバランス矯正。
そこで驚きました。

一般的な選手であれば、二回目の施術も初回と同じくらい時間がかかる。
ところが施術時間わずか30分。ほぼ本来の体形へ回復していました。

準決勝の結果、一着。決勝進出。

三回目のバランス矯正。
またまた驚かされました。

施術時間、わずか10分。
筋連動性テストを実施。安定した筋収縮の連動性がみられる。
明らかに、普通とは違う体。

お互いに信頼の中で迎えた決勝戦。残念ながら準優勝で終わったけれど、
直近の成績では想像できない結果。

一週間後、G1戦(優勝賞金数千万)で数年ぶりの決勝戦進出。
二年後GP(優勝賞金一億円)出場後、引退。

ここまで、私の一番思い出に残った経験をお話ししてみました。



努力に対して「結果が伴う選手」と「伴わない選手」







「私の経験を聞いて、疑問に思うことはありませんか?」

私は、競技力を向上させるために何をしたか?
トレーニング方法は一切、指導していませんよね。
そのかわりに、バランス矯正を何度も繰り返しやっています。

「体形を何度も矯正してバランスを整えたことが、なぜ、競技パフォーマンスを変えたのか?」

実は、それまで積み重ねてきた経験から、
努力に対して「結果が伴う選手」「結果が伴わない選手」の違いに気づいていたからです。

簡単に言えば、
「体形に歪みがある(バランスが悪い)選手は、力を発揮できない。」
逆に、
「体形に歪みがない(バランスが良い)選手は、力を発揮する。」

カラダのバランス特性を知る人は、世界にもほとんどいないですし、ましてや「運動効率の高い、バランスのとれた体形」という答えをどのように導くのか、その観察理論は私だけの独自のものです。

体形のバランス特性を知れば、トレーニング理論の矛盾点に気づきます。
ですから、選手に対して、どのようなトレーニングが一番効率的か、明確にアドバイスすることができないのです。

しかし、運動能力を向上させる確かな答えがあります。「体形のバランス矯正」です。効率のよい体形に変えてしまえば、パフォーマンスは飛躍的に向上します。

想像してください。
「体形が歪んだ状態でトレーニングする選手」と、
「体形に歪みがない状態でトレーニングする選手」。

どちらが競技力アップにつながると思いますか?
私が答えを出さなくても、あなたはすでにおわかりだと思います。




そして最後に、







プロフェッショナルは勝負の世界です。勝ち負けで評価されます。
体形バランスで評価されるものではありません。ですから一番大事なのは「心の強さ」です。もう一つ言うなら「頭の良さ」です。

心の強い人間が、体形バランスの枠を超えて勝利する瞬間を、何度も目にしてきました。しかし、心の強さが大切とわかっていても、多くの選手は私がつくりだす体形バランスを求めました。

結果を求められるプロフェッショナルに選ばれた「体形バランス矯正」はトレーニング効果を高め、競技パフォーマンスを飛躍的に向上させる魔法であることを確信しています。